こんにちは!都行政書士事務所の都志見です。
当事務所は、相続関係の業務、入管査証申請業務や離婚、公正証書の作成、遺産承継業務や日常的な生活相談など、皆さんが日常で遭遇することで稀ではあるものの、必ず遭遇する仕事が多い事務所です。
中でも、ここ1年は、相続の相談がとても多いです。
それも、もう少し早く相談に来ていただけたら・・・。という相談が増加しています。
その背景としては、祖父、祖母の不動産名義人のまま住み続けていて、税金も市役所から届くものだから手続きは完了しているものだと思った。といった相談が急増しています。
ですが、市役所から来る税金の請求と、不動産の名義人については手続きは違うものになります。税金が到着しているから自分の名義になっている。とは思わないでください。
そして、祖父、祖母から子供達へ相続の手続きを始めますが、中には、その子供達も高齢で、認知症の方がいたり、既に死亡している兄弟姉妹の方がいて、その相続の権利が、孫に承継されているケースもあります。
こういった場合の相続手続きとなると、祖父、祖母の戸籍から順に追ってゆき、子供達、さらには孫達まで戸籍などを収集して相続関係図を作らなければなりません。
それに認知症などでしっかり判断ができない方がいる場合の相続手続きは、裁判所にて後見人の選任などをする必要が出てきたり、時間も費用もとてもかかります。
また、兄弟姉妹だと行き来がある場合もありますが、孫達が法定相続人となると、行き来がない場合もあり、手続きをするにもとても時間と労力が必要になります。
ここ1年でこういった相談が急増していることを鑑みると、5年、10年後は、さらに全員が歳をとっている訳で、手続きは困難になるばかりです。
ですので、まずは相談をしてみて、亡くなった方の名義人になったままになっていないか。から始めてみてください。
相談は永久無料です。